■ コンタクトレンズ処方
コンタクトレンズは、角膜上に直接のせて視力を矯正する医療器具です。使用に際して、検査や医師の診察などが必要となります。当院ではハードコンタクトレンズと遠近両用コンタクトレンズを取り扱っています。
[ コンタクトレンズ処方の流れ ]
1.お持ちの眼鏡をご持参下さい。
2.屈折検査、視力検査、角膜曲率検査などの検査を行います。
3.医師の診察を受け、目に傷や疾患が無いかを確認します。
4.コンタクトレンズに関する説明を受けます。
5.コンタクトレンズの取り扱い方の指導を受け、トライアルレンズを装用します。
6.コンタクトレンズ上の視力を確認します。
また、フィッティングチェックを医師に確認し、最終的な度数などを決定します。
7.コンタクトレンズ処方箋を発行します。
8.処方後、定期検査で度数の再確認を行ったり、
目の状態をチェックしていくことが大切です。
■ ハードコンタクトレンズ
コンタクトレンズ素材自体が酸素を通し、目の呼吸を妨げません。素材によって酸素を通す量は異なりますが、酸素をたくさん通すほど目にやさしいコンタクトレンズといえます。
毎日長時間装着する方やアレルギー体質でレンズが汚れやすい方、なるべくコストを抑えたい方などにオススメです。
[ ハードレンズの特徴 ]
特殊プラスチックなので硬い
酸素を多く通すため、瞳の酸素不足が起こりにくいです。
乱視矯正に優れたコンタクトレンズ
光の屈折を正確に調整することができ、乱視矯正力に優れています。
黒目より小さい
レンズが小さくよく動くため、涙液交換がスムーズに行えます。そのため目にたくさん酸素を届けることができます。
異常に気づきやすい
目にゴミが入るなど、何か異常があったらすぐに異物感を感じてはずすので、目の異常を早期発見できます。
メンテナンスが簡単
洗浄や保存などのケアがソフトレンズよりも簡単です。
耐久性が高い
ソフトレンズ1年前後に対して、ハードレンズは3年前後使用できます。
■ 遠近両用コンタクトレンズ
一般に40代頃から水晶体の弾力性が低下し、調整力が弱まることにより近くのものを見たり小さい字を読んだりすることが困難になります。
遠近両用コンタクトレンズは、1枚のレンズに近くを見るための度数と遠くを見るための度数が入っており、近くも遠くも見えるようになるコンタクトレンズです。
[ 遠近両用レンズの特徴 ]
暗い場所で文字が読みにくくなった
食料品の成分表示が読みにくい時がある
スマートフォンで写真を撮ろうと思っても、ピントを合わせづらい
会議中にプロジェクターで表示されたスライドを見た後、手元の資料の文字が読みづらい